文学賞が紹介されました

今井照容責任編集【文徒】2021年(令和3)3月15日(第9巻47号・通巻1944号)

2)【記事】「脱原発社会をめざす文学者の会」が文学大賞を発表した


3月11日には「脱原発社会をめざす文学者の会」が文学大賞を発表したが、ノンフィクションの部では「ふくしま原発作業員日誌」が選ばれた。他に吉田千亜の「孤塁 双葉郡消防士たちの3.11」(岩波書店)、 いとうせいこうの「福島モノローグ」(河出書房新社がノンフィクションの部では選ばれた。授賞理由を森詠が次のように述べている。
《フクシマ3.11原発災の悲劇は、まだ続いている。あの日、現地では何が起こり、何があったのか?福島の人々は何を思い、何を語るのか?記録者たちが己の目や耳を通し、肌で感じたすべてを言葉で語ろうとする営為に感動した。この十年間で、私たちは、これら秀逸なノンフィクションの収穫を得たことを感謝し、フクシマ原発災を決して忘れないということをあらためて認識する。》
フィクションの部では多和田葉子の「献灯使」(講談社)、古川日出男の「あるいは修羅の十億年」(集英社)、谷賢一の「戯曲 福島三部作」(而立書房)が選ばれた。授賞理由を川村湊が次の 
ように述べている。
《膨大で圧倒的な被害と悲劇を目の当たりにして、沈黙を強いられた表現者も少なくなかった。しかし、少数の表現者たちは、〝原発〟のある世界の過去・現在・未来を言葉によって紡ぎ出した。「献灯使」「あるいは修羅の十億年」「戯曲 福島三部作」は、ここ十年間に書かれたフィクションの大きな成果である。》
http://dgp-bungaku.main.jp/
谷賢一が次のようにツイートしている。
《拙作『戯曲 福島三部作』 (而立書房/2019年)が「脱原発社会をめざす文学者の会」文学大賞・フィクションの部を受賞致しました。古川日出男さんやいとうせいこうさん等ご高名な方や、僕も資料として拝読した吉田千亜さんなどと並んでの受賞で、大変光栄なことです。》
https://twitter.com/playnote/status/1369873649507856385
「戯曲 福島三部作」は岸田國士戯曲賞を受賞している

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